2017年07月の記事一覧

プロレス名勝負数え唄

月別:2017年07月

“稲妻戦士”木村健悟について語ってみたい!

この記事は約 4 分で読めます

“稲妻戦士”木村健悟について語ってみたい!

さて、プロレスを見ていると、
その人のスタイルがあるという事に気付く事は多いはず!!

 

 

受け身型(藤波や蝶野)、攻撃型(長州、橋本)
という風に大きく分ける事が出来ますよね!!

 

 

そこで損をするのは、受け身型です。

 

何か相手の攻撃を受けっぱなしで、

弱い印象を与える事があります・・・。

 

(受け身型でも上手く試合を進めていると強さは見えるのですが・・・)

 

 

そこで!!

 

 

ここで取り上げたいのが“稲妻戦士”木村健悟(健吾)です。

 

 

木村の印象ってどうだったかなと思うと、
強いというよりは、いつの間にか勝ってるという印象(?)でしたね。

 

 

スポンサードリンク


 

木村健悟のプロフィールは波乱万丈

 

 

実は木村健悟は相撲出身なんですね~。かなり意外ですよね。

 

 

スマートな印象であまり四股を踏んでいる姿は想像できません。

 

 

その後日プロ入団、新日移籍(坂口と一緒に)という手順を踏み、海外修行に出ます。

 

 

日プロからというとかなり経歴も古いですね。

 

 

そして、海外ではプエルトリコで悪名高いカルロス・コロンから
ベルトを獲っているという事は特筆すべきことです。

絶対的なプロモーターですから。

 

 

その後、“パク・チュー”というリングネーム(そういえば韓流っぽい顔)で
北米を転戦後、メキシコにも進出、

メジャータイトルも奪取するなどして凱旋帰国します。

 

 

帰国後は藤波とJrヘビー戦線を盛り上げるなどして、
自身もNWAインターJrのベルトを巻くなど順調にキャリアを発展させました。

 

 

しかし、ヘビー級に転向後はなかなかパッとした活躍も出来なかったのですが
藤波とのタッグでベルトを獲るなどしても大きなインパクトを残す事も出来ず、

言い方は悪いですが“引き立て役”の状態でした。

 

 

しかし・・・大きな転機が訪れます!!

 

 

越中や小林邦昭らが立ち上げた“反選手会同盟”に加入すると

今までの遠慮がちなファイトから、

わがままな強気なファイトを披露しました( ゚Д゚)

 

 

その後は体力の衰えから2003年に引退、色々な職を経て
現在は品川区の区議会議員に当選順調に第二の人生を歩んでいたのですが、
大病を患い手術を受けたりもしたそうです。

 

 

現在は品川区議員として活躍中です。

 

 

スポンサードリンク


木村健悟の全盛期っていつ?

 

 

木村健悟の一番輝いていた時期っていつだっただろうか!?

 

 

と考えると、うーん、はっきり分からないですね。

 

 

・・・やはりJr戦士の頃でしょうか?

 

 

藤波とのライバル物語もあったり、
チャボ・ゲレロとの名勝負もあったのですが、
ちょっと違うような気もします。

 

 

それともヘビー戦線!?

 

 

いや、藤波とのタッグでは成績を残していますが、
戦績はパッとしなかったような。

 

 

で、結論としては・・・

 

 

やはり反選手会同盟時代ではないでしょうか!!

 

 

 

何か吹っ切れたようなファイトは見ていて、
“健悟やるじゃないか”と思えました。

 

 

重荷が外れたようなそんな気がしましたね(^^)

 

 

木村健悟の名勝負戦はやはり藤波との対戦!!

 

 

木村健悟の名勝負と言えば、やはり藤波絡みではないでしょうか。

 

 

伝説のワンマッチ興行。

 

 

執拗な藤波への対戦要求からやっと実現したのが、この対戦でした。
1987年1月14日後楽園ホールでした。

 

 

これには因縁があり、肩透かしを食らい続けた対戦では簡単に負け、
更に気合を入れた対戦ではスパナ入りの稲妻レッグラリアートで勝つも
藤波で「これは何だ」と怒られるも「勝つ為には手段を選ばない」と

語った事から更に遺恨は激化。

 

 

そしてワンマッチ興行という前代未聞の戦いが始まり、
レフェリーは上田馬之助でした。

 

 

リングも特殊なリングで“痛みの伝わる”というよりは
プロレス本来のスタイルに戻ったような試合でした。

 

 

固いマットに叩きつけるボディースラムなど、
総合とは違う緊張感がありました。

 

 

健悟の攻勢は続くのですが、せっかくのボクシング戦法は上田に阻止され
更に勝負をかけた稲妻は藤波にキャッチされ、
そのまま藤波の波状攻撃についに逆エビでギブアップしてしまいます。

 

 

これは木村健悟の大勝負でした。ここで男をあげたような気がしますが、
この敗戦は大きなダメージとなり、武者修行に出ました・・・。

 

 

武者修行に出た後の木村・・・

レコードデビューした健悟の攻勢は続く!!・・・のか? 果たして!!

 

木村健悟ヒストリー、次の記事に続く!!

 

稲妻戦士”木村健悟について語ってみたい!!其の弐

 

 

スポンサードリンク

越中対高田、運命の対戦!

この記事は約 3 分で読めます

越中対高田、運命の対戦!

越中を一躍有名にしたのは
やはりUWF勢との対抗戦における
高田戦ではなかったでしょうか!

 

 

男越中というか「侍」という言葉が似合う男でした。

 

 

とにかく“耐える”という美学は
この越中の姿だったのではないでしょうか。

 

 

本日は男、越中と高田伸彦(延彦)の
絡みについて書いていきます!

 
 

スポンサードリンク

 

不完全燃焼感があったヘビー路線の新日とUWF

 

 

長州率いる維新軍が新日での役目を終えて、
全日へと大量移籍した新日本に現れた第一次UWFの面々。

 

 

新日とUWFでのどちらが本当のストロングプロレスかという
興味が増し、いやが応にも注目は集めました。

 

 

しかし、実際ファンが見たかったのは猪木対前田でしたが、
中々実現する事はなかったのでした。

 

 

そして新日勢はUWFのキックと関節というスタイルに中々適応できずに、
新日は弱いという考えが広がっていきました。

 

 

それに猪木と前田という対戦は組まれる事もなく、
なぜか猪木対藤原戦が多かったのも事実でした。

 

 

そんな中ヘビー戦線で全面に出たのは藤波です。

 

 

後世に伝えられる名勝負「藤波 対 前田」は
壮絶な戦いの記憶を残し、新日ファンの一定の満足度は得られました。

 

 

後に前田は「藤波さんが戦ってくれたから助かった」とまで言っていました。
しかし、ヘビー戦線は不完全燃焼感はありました。

 

 

Jrという枠は超えた

 

 

そんな中、Jr戦線ではUWFの高田・山崎と誰が戦うかという問題が発生しました。

 

 

当時山田(ライガー)も若手で適任者がいない中、
タッグなどで対戦していたのはIWGPJrチャンピオン越中でした。

 

 

そして結果としてキックというあまり慣れない攻撃に対し
越中は“人間サンバッグ”と化したのです。

 

 

とにかく蹴られて、蹴られて、そんな越中はその当時は辛かったのではと思います。

 

 

しかし、ここで終わらないのが侍越中です。
その攻撃に耐えて反撃をするようになるのです。

 

 

初対決では越中が呆気なく倒された背景もあり、
UWFには勝てないという気持ちが強い中、二回目の対決では両者リングアウト、

 

 

そしてとうとう越中が高田にフォール勝ちすると言う所まできました。

その後は一進一退の戦いが続きます。

 

これは越中だけでなく高田にとっても重要な戦いだったと思います。
身を削るような戦いはJrという戦いは超えたと思います。

 

 

初めは失笑されていた越中の“ヒップアタック”も認知されていきます。

そしてその戦いは二人のタッグという形までいきます。

 

 

これはブロディーとスヌーカの突然の離脱により、
空いた席に越中・高田組が組み込まれた形でした。

 

そのタッグの全力投球で試合をこなす姿は清々しい限りでした。

 

後に再度の対戦となる越中と高田

 

takadanobuhiko_koshinakashirou

 

そして時は流れ、
新日に乗り込みIWGPヘビーのベルトを獲った高田と越中が対戦しました。

この試合も熱戦でした。

 

takadanobuhiko_koshinakashirou2

 

高田のキック、越中のヒップアタックなど持ち味を発揮した結果、
最後はハイキックからの腕ひしぎ逆十字で高田の勝利!

 

 

その後のインタビューで高田が語った事が越中の全てを表しています。
“逃げなかった”との越中評は高田対越中の対戦の全てだったと思います。

 

 

UWFが来た時に越中が逃げていたら
今の高田も越中もなかったのではないでしょうか。

 

 

この言葉が全てでしたし、敵地UWFインターのリングにも拘わらず、

 

 

大越中コールはその評価の現れでした。

 

 

ヘビーを超える興奮を与えたJr戦士

 

 

越中対高田戦は「Jrでもヘビーを超える戦いが出来る」
という証明ではなかったでしょうか。

 

 

Jrでは藤波、初代タイガー、小林、ダイナマイト・キッドなどがいたのですが、
そういった戦いとは一線を博す戦いだったと思います。

 

 

何か異種格闘技のような絶妙な緊張感・・・
それが興奮を呼び、Uと新日の抗争を超えた戦いとなりました。

 

 

今でも試合映像を見るとシンプルでいて、
また興奮する戦いだと感じます。

 

「越中 対 高田」プロレスファンなら押さえるべき
名勝負と言えるでしょう!

 

 

スポンサードリンク

 

プロレスにおける軍団抗争の歴史!!その②

この記事は約 3 分で読めます

プロレスにおける軍団抗争の歴史!!その②

さて、プロレスにおける軍団抗争の後半戦です!

 

 

今回も昭和中心ですが(笑)行ってみましょう~。

やはり、抗争というのはなぜか、人を熱くさせます。

 

 

なぜなら・・・看板を背負うからです!
これは人間心理に直結するからでしょう。

 

 

どんなスポーツでも代表戦は大盛り上がりですよね!

それは疑いのない事実で看板を背負った者同士の
戦いの必死さが伝わってくるからではないでしょうか。

 

 

またプロレスにおいては、カードの多様性があるといえます。

 

 

普段見られないカードが軍団抗争になると実現する!

 

これはファンとしてはワクワクしない訳がないですね~。
脳内の妄想が実現すると日と言っても過言ではない訳です(笑)

 

 

Jrとヘビーの対戦などはあまり組まれる事はないですし、
その意外性も軍団抗争の魅力ではないでしょうか。

 

 

では、早速懐かしの軍団の登場です!

 
 

スポンサードリンク

 

ストロング・マシーン軍団

 

 

「謎の?(笑)」覆面軍ストロング・マシーン軍団!

 

 

将軍KY若松を中心とした覆面レスラーの集団ですね。

 

 

乱入や試合のぶち壊しなどでヒール人気は大変ありました。

 

 

また、これだけ盛り上がった原因として
若松氏のアジテートのお蔭とも言えます。

ここまで上手いヒールっぷりは中々いないのではないでしょうか。

 

 

また、プロレス雑誌もそれに同調するように
かなり大きな組織であるという事が書いてありました。

 

 

とにかく一時代は築けたと言えるでしょう!

 

 

jyaianntomashi-nn

 

 

所属はストロング・マシーン1号(平田)を中心に
2号、3号からジャイアント・マシーン(アンドレ)、
スーパーマシーン(マスク・ド・スーパースター)などがいて
まともに試合にならない事も多々ありました。

 

 

因みに初めはアマレス系のコスチュームから
次第に黒のロングになったのは良かったですね!

 

 

その後は1号の反乱により必然的に尻すぼみとなりました。

 

 

ブロンドアウトローズ(レイジング・スタッフ)

 

reijingusutahhu

 

 

ストロング・マシーン軍の解散を機に
平田を中心としてカナダカルガリーを中心に活躍した
ヒロ斉藤、更に後藤達俊、保永昇男で結成された軍団!

 

 

元々はヒロ斉藤、平田(S・S・マシーン)で
カルガリーハリケーンズで全日に乗り込むも失敗、
新日復帰で結成されました。

 

 

一言で言えば地味でした・・・(笑)

 

 

いぶし銀系の人が集まったという感じで、
しかし、しっかり仕事をするというような感じでしたね。

 

 

実際保永はベルトやJrのリーグ優勝という結果を残します。

 

 

ヒロ斉藤、SSマシーンでタッグもとりましたが。

 

 

当然最後は尻すぼみでした。

 

 

ここで評価されたのは後藤の殺人バックドロップと
保永、ヒロ斉藤の仕事人ぶりかなと思います。

 

 

ブラックニュージャパン

 

burakkunyu-jyapan

 

 

最後に軍団と言うには多くの人数を抱えた軍団です!

 

 

nWoからの流れで黒のカリスマ軍団として君臨する蝶野のユニットです。

ここには色々な複雑な事情が絡みました。

 

 

まずは魔界倶楽部(星野さん)からクビになった
安田、Jrのライガーや邪道・外道まで、ヘビー・Jr戦士拘らず戦力を拡大します。

 

 

更に天山、ドン・フライ、スコット・ノートンと
凄すぎるメンバーで増殖。

 

 

ライガーは赤と白の象徴的なスタイルからヒールと分かり易いブラック一色へ。

ライガー史上での珍しい姿でした。

ライガーのヒールっぷりは結構好きでしたね!

 

 

長く新日本の人気を引っ張った黒の軍団。
実は蝶野のプロデュース能力の素晴らしさこそ
評価に値するのではないでしょうか。

 

 

プロレス界軍団抗争のまとめ! 最後に・・・

 

 

さて、駆け足で追ってきた軍団。

 

 

たくさんあり過ぎて忘れている物も多いですね。
これって日本独自なんでしょうか?

 

 

アメリカではnWoとフォーホースメン位しか思い出さないですね。
結構タッグチームやトリオ系は多いのですが。(今度扱いたいです)

新日だけでこれだけですが、他にも闘魂三銃士、超世代軍(全日)、
天龍同盟、などなど挙げたらきりがないですね。

魅力はカードの新鮮さとたくさんの試合形式でしょうか。

 

 

イルミネーションマッチなど当時盛り上がりました。
また、藤波対キラーカーンは感慨深い物がありました。

 

 

今でも軍団抗争はありますが、
この時の盛り上がりは比べ物にならない・・・
と思ってしまうのはエゴでしょうか?

 

スポンサードリンク