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天才武藤敬司の名勝負「ムタ対リック・フレアー」

アメリカで成功する事って難しいですよね!

 

それはどんな職種でもそうですよね。

 

 

しかし、そんな中で武藤が

グレート・ムタとして大成功した事は

特筆すべき事ですよね~。

 

 

実際、「ムタ」の人気は凄まじく、当時のNWAで
トップヒールとして地位を確立していました。

 

 

その事を証明したのがアメリカンプロレスの
”ミスタープロレス”リック・フレアーとの対戦です!

 

 

上手いプロレスを展開する二人の試合時間は短いですが、
大変見応えがありました。

 

 

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武藤がリック・フレアーと対戦する意味

 

 

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天才武藤がグレート・ムタとしてアメリカで成功した事は、ビッグサプライズでした。

 

 

グレートカブキ以来の純粋な成功と言えるでしょう。

 

 

きつい事を言うようですが結構日本では成功と言っていても、
単なるローカルヒーロー的な扱いという事は多々ありました。

 

 

ムタが成功したと感じられるのは、やはり当時のビッグヒーロー
“スティング”との抗争です!

 

 

これがNWA(WCW)のドル箱カードとなっていた事でした。

 

 

当時ルックスもあり、レスリング技術もあったスティングを
WCWがスターへと押し上げたのは当然でした。

 

 

そして、その相手としてムタが選ばれたのは、
純粋に武藤のレスリング技術の高さから成せることでした。

 

 

そしてそのムタが本格的に認められたと感じられたのは、
あのフレアーと対戦した事でも分かります。

 

 

フレアーと言えばアメリカンプロレスの「象徴」とも言える存在。

 

 

アメリカのレスラーでも中々対戦できる訳でもありません。

 

 

そのような状況の中でムタがフレアーと対戦するという事は
驚くべきことであり、アメリカで真に認められたと言えますね!

 

 

ムタとフレアー戦の見所は裏の読みあい

 

 

ムタとフレアー。千両役者は揃いました。
時は1989年のスターゲートでの勝ち抜き戦での1回戦での対決。

 

 

参加メンバーはムタ、フレアー、スティング、
レックス・ルガーという当時のスターの中にムタがいました。

 

 

そして二人の入場が始まり、観客のボルテージも上がってきます。

 

 

この時のムタは高熱で体調はすぐれませんでしたが、
結果的にはそれがいい方向になったような気がします。

 

 

フレアーの入場は流石スーパースターという感じでしたが、ムタも負けていません。

スピーディーな展開から“高速エルボー”などを繰り出すムタに対して
フレアーは逆水平チョップで反撃!

 

フレアーは小さいけど強さが身についています。

 

 

そして、休み暇もなく試合は動きます。
フレアーのニークラッシャーから伝家の宝刀“足4の字固め”が出ます。

 

 

「勝負あり!」と思った瞬間、場外でセコンド陣が乱闘を始めると言う
いかにもアメリカンプロレスな展開に気をとられている間に
ムタはアバランシュ・ホールドからムーンサルトへ移行する
必殺パターンでフィニッシュを狙いますが、これを読んでいたフレアーは膝を出し、
悶絶するムタを一気に首固めで丸めて終わります。

 

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ムタが本当のアメリカンスターとなった

 

 

以上がムタとフレアーの貴重な対戦でした。

 

 

その時間わずかに3分程でしたが、この時は
一日でトーナメントをクリアしなければいけなかったので
フレアーは省エネプロレスでした。

 

 

しかし時間が短いとはいえ、かなり密度の濃い試合となりました。
この二人だからこそ見せられた試合だったでしょう。

 

玄人好みという試合でした。

この後二人が交わる事はありませんでした。

 

WCWタイトルを賭けて戦って欲しかったですが。

しかし、これはムタが認められた夜だったでしょう。

 

日本人でここまで行けた選手はいなかったと思います。

 

 

追記ですが、その後ムタはもう一人のアメリカンヒーロー、

ホーガンともシングルで対戦しています。

 

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二人のリアル・アメリカンレスラーと対戦するというのも凄い事です。
天才ムタの懐の深さを感じますね!

 

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