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天才武藤敬司の名勝負「武藤対高田」

お久ぶりの投稿となります!

 

 

本日は武藤です。ちょっと武藤について続けていきます

 

 

プロレス界ではたくさんの天才と呼ばれるレスラーがいますが、

武藤敬司に勝る選手を探すのは難しいでしょう。

 

 

武藤は沢山のプロレスラーがいる中で「天才」の高評価を受けています。

 

 

それには理由があり、マニアックな話になりますが、

武藤の試合には塩試合という物が少ないのです。

 

 

いい意味での“魅せるプロレス”なんです。

 

 

上手くアメリカナイズされた試合が多く

ストロングスタイルと言われた新日本にあって

どちらかというと往年の全日本プロレスに近かったのです。

 

(なぜ、新日本を選んだのだろうと思いますが)

 

 

そんな武藤選手の試合の中で名勝負を振り返ってみたいです。

 

 

まず一発目は、これはもはや欠かす事が出来ない・・・

ベストバウトの声も高い武藤対高田戦!!

 

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武藤対高田、新日本対Uインター伝説の10.9東京ドーム!

 

高田延彦入場シーン

 

背景はUインターと新日本の究極の対抗戦

 

 

この試合の背景として、まず触れないといけないのが

新日本とUWFインターの関係性ですね!

 

 

まず、新しいプロレスの形を求めて

佐山タイガー、前田、高田と去った後に作ったのが第一次UWFでした。

 

 

この時は、限りなくスポーツに近いプロレスを求めたプロレスで

コアな人気を誇るも破綻し、新日本に出戻ります。

 

 

そして有名な「長州顔面蹴り事件」が起き、新日とUWFの関係は破壊されます。

そして前田はリングス、高田はUWFインターを立ち上げます。

 

 

新格闘王としてマニアックな人気を誇った前田に比べて、

高田は異種格闘技路線を中心にスピンクス、オブライト、ベイダーを撃破しますが、

興行的に行き詰まり新日に戻ってきます。(全日行きも噂されました)

 

 

そんな状況の中、実現した武藤対高田戦は当然盛り上がりました。

 

 

もはや異常とも思える熱気で、そもそも

この対抗戦の10.9東京ドームが決まった時の長州の

「よし、押さえろ!」がそもそも衝撃的でしたね!

 

 

一回目が東京のIWGP戦、二回目が福岡となりました。

どちらも白熱した試合となりました。

 

 

武藤対高田 2戦の見所とポイント!

 

 

武藤と高田は2度戦っています。結果から言うと1勝1敗!

東京と福岡のドームで戦った試合でした。

 

 

どちらの試合が凄かったかというとこれは好みの分かれる所ですが、

個人的には武藤が4の字固めで勝った試合ですが、福岡での試合も興奮しましたね!

 

 

現在夢の対決と言われると答えられませんが、

この当時はまさしく想像出来ない対決で実現不可能とも言われていました。

 

それが実現したから会場全体のボルテージも上がりぱなっしで、

入場シーンから格好いいです。

 

 

プロレス伝説の名場面。高田延彦入場。

 

 

高田と武藤本当に絵になります。武藤のアメリカンスタイルに対して、

高田は今と違い寡黙に花道を歩いてきます。この時点で武者震いが止まりません。

 

 

試合は余計ながら噛みあうのか?と思っていましたね!

 

なぜなら高田は従来のプロレスからより異種格闘に近いスタイルで戦っていて

そこに“純なプロレス”を繰り出す武藤との調和は・・・と思っていましたが、
グランドの攻防も見応えがあり、高田のハイキックに耐える武藤。

 

 

緊張感漂う展開は手に汗握る!!

 

 

結果として試合が上手く噛みあった理由は武藤のバックグランドにあったでしょう。

 

 

派手目な武藤ですが、実際は柔道の強豪選手としての

バックグランドがあるから当然グランドも上手いはずです。

 

 

そして、2試合を通じてのポイントは武藤の“足4の字固め”
高田の“腕しぎ逆十字”です。もう一つ付け加えれば“ドラゴンスクリュー”でしょうか!

 

 

この頃は武藤のスタイルの変革の時を迎えていた頃だったと思います。

 

 

派手目なフィニッシュが特徴の武藤が

 

 

スペースローリングエルボー→フェイスクラッシャー、→ムーンサルト

 

 

の流れから脱却しつつありました。

 

 

裏話というか、プロレスファンなら誰もが知る所ですが、膝の具合が限界になり

毎試合の様にムーンサルトを出せなくなっていたという事情があるでしょう。

 

 

そこにこの大舞台で魅せた「ドラゴンスクリューからの4の字固め」
新たなフィニッシュとしてファンの脳裏に刻み込まれ、

定着していく流れとなったのでした。

 

 

高田の腕ひしぎは当時のUインターのスタイルを考えると妥当ですけどね!

 

 

とにかく武藤を持ち上げる訳ではないですが、

武藤だからこそこの試合は見応えある試合になったのではないかと思います!

 

 

そしてそこが天才の天才たる所以でしょうか。

 

 

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