この記事は約 4 分で読めます
- 投稿
- 外国人レスラー
さて、最強外国人の名を欲しいままにしたベイダーでしたが、
前回記事に書いた様に、日本デビューは散々でした。
これで日本に来てくれなくなるのでは、と思いましたが、
定期参戦してくれたのは嬉しい限りでしたね!!
しかしベイダーはその格好だけでなく、
まさに皇帝という名前が似合う存在でしたね!
絶対的な力を持つ皇帝でした。
ハンセンやブロディーなどとは違う力強さがベイダーにはあります。
という訳でベイダー第二弾です。
スポンサードリンク
ベイダーの魅力とは!? 驚異的な身体能力!!
ベイダーのデビューのいきさつはともかく、
強さは間違いがないものだったと思います。
元々はというと、アメフトのトップ選手として活躍していて
運動神経は良かったといいます。
しかし、ケガの為にアメフトを断念してプロレス入りを決意します。
前回記事でも触れた名伯楽ブラッド・レイガンズからの指導で
パワーだけでないレスリングの技術を教えてもらいましたし、
彼のバックボーンにはボクシングもありました。
そして、ベイダーの強さの秘密と言えば・・・
そう、驚異的な身体能力です。
あの体でドロップキックをします。更にムーンサルトです。
こんなレスラーはいません。並外れた能力を持つレスラーという事は分かります。
ベイダーの初期は永井豪さんデザインの甲冑を持って、
煙を上げるパフォーマンスが定番でした。(タッグを組んだ藤波ともやってましたね)
決して色物にならないベイダーは、やはり基本がしっかりしているからでしょう。
スポンサードリンク
ベイダーのベストバウトとは?
ベイダーのベストバウトを語るまえにベイダーの来歴を軽く触れると、
ベイダーは新日登場後、その活躍が本国WCWでも評価され
WCW登場後あのスティングからベルトを奪取しています。
そして、突然のUWFインター登場。
その後もWWF、FMWスポット参戦、更には全日登場、
プロレスリングノア登場、ハッスル、WWEと多くの団体に参戦しました。
これだけの団体に登場した外国人レスラーも珍しいですね。
それだけスタイルの違いに順応できる強さとインテリジェンスがあったのですね。
更に特筆すべきは、IWGP、三冠、プロレスリング世界ヘビー(Uインター)、
GHCタッグ王座、更にWCW王座、UWA王座(メキシコ)など
各団体のタイトルをシングルのみならず、タッグ王座も獲得しています。
更にIWGPと三冠を獲った外国人はベイダー1人です。
通常シングルだけなら多いのですが、
タッグまでとは中々いないし、意外な器用性が見えます。
さて本題に戻し、ベイダーと言えば猪木との名勝負、
藤波との魂の戦い、更に三沢、小橋、田上と各トップレスラーと対決しました。
その中でも評価が高いのがハンセンとの対戦です。
東京ドームでの三冠王者ハンセンとIWGP王者ベイダーの
超ド級のぶつかり合い。後に男と男の戦いとまで二人は語っています。
意地と意地のぶつかり合いと団体のプライドと背負った物は大きかったのです。
ベイダーの眼球が潰れる程でした。
そして、両者リングアウト(東京)と両者反則(福岡)と
二度の対戦ともすっきりしない決着にも関わらず
後世に伝わる凄い試合として記憶されています。
特に東京ドームの試合は記憶に残る戦いでした。
他にもロシアの英雄ハシミコフとの国を賭けた戦い
(当時のロシア勢は強過ぎました)も凄い試合でした。
殺伐とした中で決めた関節技は会心だったと本人も語っていました。
そしてUWFインターナショナルでの歴戦!
Uインターでも高田や山崎を投げっぱなしパワーボムでKOするなど
比類なき強さを見せてくれます。
(確かこの時はスーパーベイダーというリングネームでした)
山崎戦では倒れた後に「ガンバッテ~、ガンバッテ~!!」と
謎の日本語を言っていたそうです。
三沢のエルボーに沈むベイダーも日本人レスラーを
ビッグバンクラッシュで吹っ飛ばすのもベイダー。本当に凄いレスラーです。
スポンサードリンク
現在のベイダーは闘病中? 余命2年??
そんなベイダーも現在は闘病中です。
事故による後遺症でうっ血性心不全という診断が下され、
余命2年と言われていますが、複数の医師による治療で回復への努力をしているそうです。
藤波の45周年に来日、更に受け身を取り損ねて
一時意識不明になりましたが、何とか意識を取り戻して控室に帰りました。
現在色々な事業を展開しつつプロレスとの関わりを捨てず、
闘病しているベイダー、もう一度元気な姿を見せてほしい!!
関連記事はこちら
スポンサードリンク