この記事は約 4 分で読めます
- 投稿 2017/06/30
- プロレス史
プロレスにおける軍団抗争
(最近ではユニットというみたいですが)は
大変盛り上げるシチュエーションですね!
本隊がいて、それに絡む軍団というこの構図は
プロレスに黄金期をもたらしたともいえます。
最近では内藤哲也のロスインゴスというカッコいいユニットもありますが・・・
こちらでは古くからの軍団(こう言った方がしっくりくるので)を
紹介したいと思います。
ぜひ、プロレスの歴史を楽しむような感じで
読んでみて頂けると良いかと思います!
では、いってみましょう。
スポンサードリンク
国際軍団
「こんばんは」で始まる伝説のマイクアピールでお馴染みの国際軍団!
概要としては、1981年に倒産した国際プロレスが
新日との対抗戦を画策した事が原因となり
分裂した国際プロレスの元メンバーが作った軍団です。
大将はデスマッチの鬼として知られるラッシャー木村、
そして今はバラエティで見かける闘将アニマル浜口、
華麗なるテクニックで和製カーペンターと呼ばれた寺西勇でした。
失笑されたマイクアピールの後に
浜口の煽るようなマイクアピールで見事ヒールとなりました。
立場は弱く、ほぼゲリラ戦で猪木との対戦を迫り、二度の対戦にこぎつけます。
更に屈辱的な3対1を組まされるなど
今となってはかなりかわいそうな面もありますが、
当時は憎悪の対称でした。
この軍団は結局解散して、木村は全日で国際血盟軍を結成、
その後馬場との名物タッグへといきます。
更に浜口は長州と有名な維新軍(昭和)を結成、寺西もそこに参加します。
昭和維新軍
ご存知長州率いる維新軍です。
これはプロレスを知らない層にもその存在を見せつけたのは
功績と言えるでしょう。
発端は長州の凱旋試合での藤波との抗争です。
「噛ませ犬じゃない」この発言でプロレスの歴史は動きます。
その長州にマサ斉藤、キラー・カーン、浜口、寺西、谷津など
強力な面々が集まり新日本体との抗争は熱い戦いが繰り広げられました。
特に名勝負数え唄とまで言われた長州と藤波の対戦は、
常に新鮮な戦いが繰り広げられました。
また、タイガーマスクと小林邦昭というJrの戦いにも
目を向けさせた事は功績でしょう。
それとたくさんの試合形式が披露され、
この時イルミネーションマッチやランバージャクや
勝ち抜き戦などもあり、演出も凝っていました。
その後、全日移籍、ジャパンプロレスなど派生していきます。
平成維震軍
越中率いる平成維震軍!!
昭和にあった維新軍との区別の為?
にそう命名されたのかも知れません。。
昭和の「維新軍」との違いは「維震軍」と
震動の「震」の字が当たられている事ですね。
反選手会同盟改め平成維震軍となった直後の
ワールドプロレスリングの実況で
「日本マット界を震撼させてやる為だ」と
辻アナが言ってたよーな、そうでないよーな?
ま、いずれにしてもこの名称は度々長州から
「昭和維新軍の二番煎じじゃねーか!」
と言われるツッコミ要因となっていました。
この様な流れで結成された平成維震軍、
元は青柳率いる誠心会館との抗争の最中、
勝手に誠心会館主催の興行に参加したとして
処分を受けた越中が怒りに任せて作った反選手会同盟が発端です。
その趣旨に賛同した木村健吾、小林邦昭、誠心会館の青柳、斉藤が参加して
反選手会同盟からグレートカブキ、後藤達俊、小原、野上彰などが加わり
平成維震軍となったんですね。
発足当初はその趣旨で進んで盛り上がったのですが、
新日の抗争の流れに流されてUWFインター、nWoジャパンなどが出てきて、
その存在価値は薄れ、それぞれのポジションへと戻っていきました。
nWoジャパン
このユニットは、現在の新日のユニットの流れに
大きな影響を与えたユニットです。
元々はWCW遠征中に蝶野が加盟した事から日本版nWoが作られました。
因みにアメリカ版ではホーガン、スコット・ホール、
ケビン・ナッシュなど素晴らしいメンバーーがいました。
このnWoはとにかくクールで格好いい!
その後、ヒロ斉藤、天山広吉、スコット・ノートン、
更にグレート・ムタ、ドン・フライも参加という超豪華メンバーによる
とにかくカッコいいユニットでした。
本国のnWoはデニス・ロッドマンの参加などの
話題もあったのでしたが、不祥事もあり尻すぼみとなりました。
日本のnWoジャパンはというと
新日本体との抗争では最終的にはベルト総取りまでいき、
一大ムーブメントを繰り広げましたが、仲間割れにて解散!
しかしその後、nWoジャパンはその後形を変えて
蝶野率いる「黒の軍団」TEAM2000へと続く流れとなりました。
TEAM2000はおしゃれ過ぎて
ヒールだかなんだか分かりませんでしたが・・・
続く。
スポンサードリンク