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月別:2017年08月

ダイナマイト・キッド! 伝説のジュニア外国人プロレスラー。

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ダイナマイト・キッド! 伝説のジュニア外国人プロレスラー。

プロレスって結構、ヘビー級が盛り上がります。
見応えもありますし、技のダイナミックスさも違いますよね。

 

 

逆に軽量級の魅力は何かというとルチャを始めとした華麗な空中殺法!

 

 

ただ、そんな華麗な空中殺法が魅力の軽量級の中にあって、
あまり飛ばないJr戦士がいました。

 

 

それが、爆弾小僧ダイナマイト・キッド!!

 

 

あまり空中殺法は使わず、鍛えられた己の肉体で
ヘビー顔負けのファイトを繰り広げた
ダイナマイト・キッドについて今回は語ってみようかなと!

 

 

 

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たくさんのマットで活躍したダイナマイト・キッド

 

 

元々、カナダカルガリーを拠点して活躍していたキッドは
新日のJr戦士と言うイメージがありますが、
初めての来日は国際プロレスだったようです。

 

 

国際のJrと言えば、和製魔術師、寺西がいたので
結構見応えは会ったでしょう。

 

 

そんなキッドのブレイクは何といっても初代タイガーとの抗争!

 

 

初代タイガーのデビュー戦の相手として登場するも、
負けてしまいましたが、当時凄いレスラーがいると胸が高鳴ったものでした。

 

 

 

その後はコブラとの抗争を経て、全日・WWFに参戦しました。

 

 

全日に移籍後は主にヘビー戦線に顔を出して、
小さい体で従兄弟デイビーボーイ・スミスと
タッグタイトルを獲るなど大活躍!!

 

 

 

 

その後は海外のインディー系の団体や全日本に来日するも
1991年に引退を表明したのですが、ワンマッチリターンと言う形でしょうか、

みちのくに1996年に来日するも全盛期の体と技は見られなかったようです。

 

 

キッドの魅力は・・・デンジャラスなファイトスタイル!

 

 

日本ではよく、カミソリファイターと呼ばれていましたね!

 

 

切れ味鋭い技の数々からそのようなイメージで捉えられていました。

 

 

最近危険な技を見かける事も多く危ないと思う事もしばしばですが、
キッドの場合はちょっと違います。

 

正直、最近の技はただただ危険という感じですが、

一方で軽いという気もします。

 

 

しかし、それに比べてキッドの技はデンジャーと言う言葉が似合う!!

 

 

高速のブレンバスターなどはキッドの真骨頂ですね。

 

 

固めて一気に投げ飛ばす。こんな単純な技なのに説得力がある!

 

 

投げ飛ばして壊してしまうのではないかという迫力です。

 

 

そして極めつけはダイビングヘッドバット!! これに尽きますね~~。

 

dainamaitokiddo2

 

 

何が凄いって相手に見舞った後に自分も出血するという、
まさしく危険と隣り合わせの技・・・。

 

 

更に!! なんといってもキッドの魅力は鍛えられた肉体でした。

 

 

身長は172cm位なので全身を鍛えて
ヘビーにも対抗できるようにしました。(後にこの事が仇となります)

 

 

また、キッドと言えば坊主頭です。

 

ブリティッシュ・ブルドック(パートナーはスミス)になってからの

オールバックもクールでしたが、やはりキッドは坊主でしょう。

 

 

あの小さい体でWWF戦線で暴れまわったんです。

 

 

キッドがいた頃のWWFと言えば大型レスラーが多かったのですが、

スピードと切れ味で翻弄していたキッドの姿は本当に凄かったです。

 

 

 

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ステロイドとプロレスラー、肉体への影響と後遺症

 

 

最後にやはり触れておかないといけない問題があります・・・。

 

 

キッドの体を見て、想像がつくように
彼もステロイドの副作用で体は現在ボロになってしまいました。

 

 

盟友である、スミスはその副作用で39歳の若さで死去、

さらにキッドに憧れ、新日でワイルドペガサスとして活躍、
WCW、WWEでも活躍したクリス・べノワも
2007年に精神的に追い詰められて家族を殺し自身も自殺する悲劇もありました。

 

 

現在のキッドはその副作用で鎮痛剤を使いながら車椅子生活を送っています。

 

その前には妻を脅すというショッキングな事もあったようです。

 

 

そして、みちのくにスポット参戦した時は見るも無残な姿となっていました。
これは車いす生活を送る最後の試合とも言われています。

 

 

レスラーはマッチョな人間がやはり魅力的ですが、
人間の体格って決まっているんですよね。

それを無理やり作るとこんな悲劇が起こるんですよね。

 

 

これってプロレスに限った話ではないですよね。
アスリート全般の問題ですね。(T_T)

 

 

日本人でその様な事は殆どありませんが
外国人レスラーはまだその様な事がある様ですね。

 

やたらとボディビル的な規格外の肉体美を持つ選手はこの様な場合もあるようです。

 

 

日本人では船木誠勝もかつてステロイドを使用していました。

 

 

船木も後に出版した「ハイブリッド肉体改造法」の中で
ステロイドはダメと主張しています。

 

 

ステロイド無しのカッコイイ肉体を見せてほしい!
言うだけの我々ファンは楽ですが(笑)

 

 

でもやっぱり極限に挑むカッコよさこそプロレスラー。

 

 

最後はキッドとは話が少し逸れましたが、

是非、プロレスラーにはステロイド無しで限界に挑んでほしいですね(^^)

 

 

 

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ベイダーのベストバウトは?ついにUWFのリングに上がる!

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ベイダーのベストバウトは?ついにUWFのリングに上がる!

さて、最強外国人の名を欲しいままにしたベイダーでしたが、
前回記事に書いた様に、日本デビューは散々でした。

 

 

これで日本に来てくれなくなるのでは、と思いましたが、
定期参戦してくれたのは嬉しい限りでしたね!!

 

 

しかしベイダーはその格好だけでなく、

まさに皇帝という名前が似合う存在でしたね!
絶対的な力を持つ皇帝でした。

 

 

ハンセンやブロディーなどとは違う力強さがベイダーにはあります。

 

 

という訳でベイダー第二弾です。

 

 

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ベイダーの魅力とは!? 驚異的な身体能力!!

 

biggubannbeida-5
1999年1月15日 特別試合 vs小橋健太戦

 

 

ベイダーのデビューのいきさつはともかく、
強さは間違いがないものだったと思います。

 

 

元々はというと、アメフトのトップ選手として活躍していて
運動神経は良かったといいます。
しかし、ケガの為にアメフトを断念してプロレス入りを決意します。

 

 

前回記事でも触れた名伯楽ブラッド・レイガンズからの指導で
パワーだけでないレスリングの技術を教えてもらいましたし、
彼のバックボーンにはボクシングもありました。

 

 

そして、ベイダーの強さの秘密と言えば・・・

 

 

そう、驚異的な身体能力です。

 

 

あの体でドロップキックをします。更にムーンサルトです。

 

 

こんなレスラーはいません。並外れた能力を持つレスラーという事は分かります。

 

 

ベイダーの初期は永井豪さんデザインの甲冑を持って、
煙を上げるパフォーマンスが定番でした。(タッグを組んだ藤波ともやってましたね)

 

決して色物にならないベイダーは、やはり基本がしっかりしているからでしょう。

 

 

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ベイダーのベストバウトとは?

 

 

ベイダーのベストバウトを語るまえにベイダーの来歴を軽く触れると、
ベイダーは新日登場後、その活躍が本国WCWでも評価され
WCW登場後あのスティングからベルトを奪取しています。

 

 

そして、突然のUWFインター登場。

その後もWWF、FMWスポット参戦、更には全日登場、
プロレスリングノア登場、ハッスル、WWEと多くの団体に参戦しました。

 

 

これだけの団体に登場した外国人レスラーも珍しいですね。
それだけスタイルの違いに順応できる強さとインテリジェンスがあったのですね。

 

 

更に特筆すべきは、IWGP、三冠、プロレスリング世界ヘビー(Uインター)、
GHCタッグ王座、更にWCW王座、UWA王座(メキシコ)など
各団体のタイトルをシングルのみならず、タッグ王座も獲得しています。

更にIWGPと三冠を獲った外国人はベイダー1人です。

 

 

通常シングルだけなら多いのですが、
タッグまでとは中々いないし、意外な器用性が見えます。

 

 

さて本題に戻し、ベイダーと言えば猪木との名勝負、
藤波との魂の戦い、更に三沢、小橋、田上と各トップレスラーと対決しました。

 

 

その中でも評価が高いのがハンセンとの対戦です。

 

 

東京ドームでの三冠王者ハンセンとIWGP王者ベイダーの
超ド級のぶつかり合い。後に男と男の戦いとまで二人は語っています。

 

 

意地と意地のぶつかり合いと団体のプライドと背負った物は大きかったのです。

ベイダーの眼球が潰れる程でした。

 

 

 

 

そして、両者リングアウト(東京)と両者反則(福岡)と
二度の対戦ともすっきりしない決着にも関わらず
後世に伝わる凄い試合として記憶されています。

 

 

特に東京ドームの試合は記憶に残る戦いでした。

 

 

他にもロシアの英雄ハシミコフとの国を賭けた戦い
(当時のロシア勢は強過ぎました)も凄い試合でした。
殺伐とした中で決めた関節技は会心だったと本人も語っていました。

 

 

そしてUWFインターナショナルでの歴戦!

 

 

 

Uインターでも高田や山崎を投げっぱなしパワーボムでKOするなど
比類なき強さを見せてくれます。

(確かこの時はスーパーベイダーというリングネームでした)

 

山崎戦では倒れた後に「ガンバッテ~、ガンバッテ~!!」
謎の日本語を言っていたそうです。

 

 

三沢のエルボーに沈むベイダーも日本人レスラーを
ビッグバンクラッシュで吹っ飛ばすのもベイダー。本当に凄いレスラーです。

 

 

 

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現在のベイダーは闘病中? 余命2年??

 

biggubannbeida-6

 

 

そんなベイダーも現在は闘病中です。

 

 

事故による後遺症でうっ血性心不全という診断が下され、
余命2年と言われていますが、複数の医師による治療で回復への努力をしているそうです。

 

 

藤波の45周年に来日、更に受け身を取り損ねて
一時意識不明になりましたが、何とか意識を取り戻して控室に帰りました。

 

 

現在色々な事業を展開しつつプロレスとの関わりを捨てず、

闘病しているベイダー、もう一度元気な姿を見せてほしい!!

 

 

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皇帝戦士ビッグバン・ベイダー 愛されたプロレスラー

 

 

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皇帝戦士ビッグバン・ベイダー 愛されたプロレスラー

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皇帝戦士ビッグバン・ベイダー 愛されたプロレスラー

どーもこんにちは、中村です。

 

 

本日は皇帝戦士・ビッグバン・ベイダーについて書いていきます!

 

 

長くプロレスを見続けてきたあなたなら分かると思うんだけど、
ぶっちゃけ外国人レスラーって結構当たり外れ・・・があるでしょ!?

 

 

そんでこの選手もっと見たいなーとか思っていたらメジャー団体にとられたりして。
来日困難になってしまう選手もいました。

 

 

逆に「えっ、この選手がこんなになったの」
というレスラーもいるんですよね~~。

 

 

有名どころは墓堀人、ジ・アンダーテイーカー
(パニッシャー・ダイス・モーガン)でしょうか?

 

 

途中から墓掘らなくなりましけどね!!(笑)

 

 

という訳で、ハンセンやブロディー(ブロディーはまた別な理由がありますが)、
マードックみたいに定期的に来てくれる外国人選手は非常に有難い存在です。

 

 

定期参戦していたホーガンもWWFの看板レスラーになったら
そこまで来れなくなりましたね。

 

 

そして、今回はベイダーについて。行ってみましょう!。

 

 

実はベイダーの日本デビューは結構ドタバタだったんですよね!!

 

 

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TPGプロレス軍団の刺客として登場

 

biggubannbeida-2

 

 

TPGって最近のファンは知らないでしょうね!!
これが何かっていうと・・・たけしプロレス軍団!!

 

 

プロレス専門新聞東スポにも定期的に投稿している世界の北野です。

 

 

そのビートたけし率いるプロレス軍団なんですけど、
これがまた凄いのよ奥さん。

 

 

あまり知られてないですが、

スペル・デルフィン(モンキー・マジック・ワキタ)や
邪道・外道など今でも一線で活躍するプロレスラーがいました。

 

 

更に、コーチがアポロ菅原だった事を付け加えておきます。

 

 

アポロ菅原ってあーた・・・マニアックだわ、しかし。

 

 

とにかくにも、TPGはプロレス好きのたけしが
昔の熱気を呼び戻したいと作った団体でした。

 

 

その心意気は気持ちいいですね。

 

 

そしてついに登場したTPGが登場したのが
1987年12月27日の両国国技館!!

 

 

かなりのブーイングを浴びての登場でした。

まっ、その前に挑戦状は叩きつけているのでしたが。

 

 

対戦カードはマサ斉藤&ベイダーVS藤波・木村という
カード的にはいいカードだったんですが、ここでタカがアジテートします。

 

 

「猪木さんベイダーと戦って下さい!」とアピールしました。

 

 

これは観客だけでなく健吾に火が点いちゃいました。

 

「こら、たけし、俺たちが相手じゃ不満か」と激オコでした。

 

 

そして、猪木が登場して「どうですかー」という名言が生まれます。

 

 

しかし、これは天才的な猪木でも予想外でしたね。

 

 

観客の怒りはマックスに達しました。

 

 

国技館のパイプ椅子が投げ込まれ、更に物がリングに投げ込まれました。

その状況を察した猪木の対戦相手の長州が出てきて、
泣きそうな顔で「猪木俺と戦ってくれ」と観客をおさえつけます。

 

 

そして行われた試合が、長州・マサ斉藤vs藤波・木村が行われ、
その試合は早々に終わり、そのまま猪木vs長州へとなだれ込み
卍固めをした猪木に馳の乱入で不完全燃焼、

その後のベイダーvs猪木が行われるも、
ベイダーの一方的な勝ちで終わってしまいます。

 

 

観客の怒りはマックスで国技館は暴動の巣となりました。
この事で坂口が相撲協会に謝罪して、

そのまま国技館の使用は出来ませんでした。

前代未聞の事態でした。

 

 

タカのアジテートは的を得ていたのかもしれませんし、
猪木もこの流れならと踏んだのが、完全に裏目にでました。

 

たけしの弱ったなーと言う顔が印象的でした。

 

 

かくして、こんなひどい形でベイダーは参戦したのでした・・・。

 

 

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飛龍革命とベイダー。藤波との運命の一戦へ

 

biggubannbeida-3

 

 

ベイダーはその後も定期的に新日へ定期参戦してくると、
元々ブラッド・レイガンズ(ロシア勢との対戦の時は参謀として大活躍した)仕込みの
レスリング技術と豪快なパワー殺法で新日を席巻し始めます。

 

 

簡単に言うと、手が付けられない状態ですね。
それほどベイダーは強かった。

 

 

猪木も中々勝てなかったですし、

IWGP王座も獲り、タッグも獲りと無双状態でした。

 

 

そして、そんな膠着した新日戦線にカツを入れたのがドラゴン藤波!!

 

 

猪木に「ベイダーとやらして下さい」と訴え張り手を見舞い、
更に髪の毛をハサミで切り、本気度を見せた後に猪木が「OK」と答え、
そして、藤波とベイダーの対戦は熱戦となりました。

 

 

 

逆さ抑え込みで勝ちを収めめた藤波の手を挙げ、勝利を称えました。
いい男です、ベイダー。

 

 

この後、藤波との友情タッグも結成して、
更に藤波の記念イベントにも満身創痍の体で参加しました。

 

 

とベイダーの陰には新日の歴史があったのです。

 

 

新日の歴史の変換点にベイダーありですね。

 

 

という事で後半に続きます!!

 

ベイダーのベストバウトは?ついにUWFのリングに上がる!

 

 

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元祖必殺ラリアットの使い手スタン・ハンセン!!

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元祖必殺ラリアットの使い手スタン・ハンセン!!

プロレスター、スタン・ハンセンの魅力って何だろう!?

 

 

それはやはり無鉄砲過ぎるファイトスタイル!!

 

 

とにかく後先を考えない、感情に任せたファイトスタイルでしょ~。

 

 

玄人好みのテクニックを競うプロレスも楽しいのですが、
やはり、醍醐味は力と力のぶつかり合いではではないでしょうか!!

 

 

そして、その究めつけがラリアット!!

・・・ていう事でいいよね?

 

 

たくさんのレスラーが使っているのですが、ハンセンのそれは格別!!

 

 

ウェスタン・ラリアットだけが本当のラリアットと呼びたいですね。

 

 

ではでは、ハンセンとラリアットについて、

拘りの解説を勝手にしていこーと思います!!

 

 

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君はスタン・“ザ・ラリアット”・ハンセンというニックネームを知っているか!?

 

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“ラリアット”というのは本当に単純な技で、

ただ手を伸ばして相手に当てるだけです。

 

 

武藤はラリアットに対して

「ただ手を伸ばしただけ」と酷評したそうですが、
ただ腕を当てると言う技が

なぜここまで広がったのでしょうか!?

 

 

答えは至ってシンプルで、

真似がしやすく更に強力な武器になるからです。

 

 

後にハンセンはたくさんのラリアット使いが出てきた事に対して、
嫌な気分ではないと、それだけが効果がある技という事だと後に語っています。

 

 

そう簡単な技なのです。

 

 

誰しも真似したり、出来る技なのです。

 

 

しかーし!!

 

 

ハンセンとは比べ物になりません。これは断言できます。

 

 

長州のリキラリアット、鶴田のジャンボラリアット、
アルティメット・ウォリアーのディンゴ・ボンバー、
他にもクロスラインと呼ばれる事もありますが。

 

 

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長州力のリキ・ラリアット

 

 

後、ホーガンのアックスボンバーはラリアットの変形ですね。

 

 

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ハルク・ホーガンのアックスボンバー

 

しかし、違うのです。ハンセンとは何かが違うのです。

 

 

アーム・レスリングチャンピオンのノートンが放っても、

ウォリアーズが決めても違うのです。

 

 

相手を倒し、「これで決まったらしょうがない」

というラリアットはハンセンだけです。

 

 

その事からハンセンのニックネームの1つが

スタン・ザ・ラリアット・ハンセンとなったのでしょう。

 

 

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沢山の有名選手を倒してきた必殺技ウェスタン・ラリアット

 

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ハンセンとホーガン、夢の対決

 

ハンセンのラリアットの餌食になった選手は数知れず。

 

 

まず、挙げると前田日明(若手時代)、

三沢、阿修羅・原、ターザン後藤、武藤、蝶野と

若手時代の有名選手は腹いせに良く食らっていましたね。

 

 

因みに前田は「ハンセンのラリアットが一番痛かった」と言っています。

 

 

また、阿修羅・原はその技を真似して“ヒットマン・ラリアット”を完成させます。

 

 

結構ハンセンのラリアットに似ていますね。

 

 

さて、これは試合後の大暴れのラリアットでした。

実際、試合でもたくさんのレスラーを沈めてきました。

 

 

まずは猪木です。NWFタイトルを巡っての抗争の中で伝説が生まれました。

 

 

猪木をKOする程の破壊力に

猪木は捨身の逆ラリアットで勝ったのはいまだに凄い一瞬でした。

 

 

更に馬場もハンセンのラリアットの餌食になりました。

あの長身の馬場に突き上げるようにラリアットを決めて見せました。

 

 

その長身ついでに更にアンドレもその餌食となりました。

あの巨体をリング下まで吹っ飛ばしました。

当時、凄い光景に驚きましたね。

 

 

勿論、天龍・鶴田・藤波と日本のトップレスラーも

ことごとく倒してきました。

 

 

また、坂口は血反吐を吐いたという伝説もありました。

あの坂口にここまでしたのはハンセンだけでしょう!!

 

 

更に師匠であるファンクス兄弟、

ベイダーなどもその餌食になりました。

 

 

ハンセンのラリアットは突き上げるような形で決めるので、長身の相手にも有効!!

そのまま体を当てるような形なので、巨体のレスラーにも有効なんですね!!

 

 

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進化するラリアット

 

 

その後~現在では進化系も含め、沢山のラリアットの使い手がいます。

 

 

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小島聡

 

 

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大森隆男のアックス・ボンバー

 

 

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小橋建太の剛腕ラリアット

 

 

ラリアットに心を込めて放つ素晴らしい選手も多いですが、その一方で

とても残念なのが繋ぎ技として使われる事が多くなったのです。

 

 

それはハンセンに失礼だろうと思います。
撃つ時は決める時と思って撃って欲しいです。

 

 

ファッショナブルな呼び方や使い方をされていますが、

本当は泥臭い技かなと思います。

 

 

最後の方のハンセンはそのまま体を預けるような形で、
撃っていたのですが精根尽きるような形は

見ていて気持ちが良かったですね。

 

 

シンプルな技だから防御もされていたのですが、

不器用なハンセンは力でねじ伏せてきました。

 

 

やはりプロ中のプロレスラーだったと思います。

 

 

ラリアットという技がプロレス界に残る以上、それと共に

ハンセンの名も永遠に語り継がれていく事でしょう。

 

 

スタン・ハンセン!!

歴史に名を残す男のカッコよさを感じずにはいられません!!

 

 

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引退したスタン・ハンセン、名勝負の話をしたウィー!!

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引退したスタン・ハンセン、名勝負の話をしたウィー!!

「ラリアット」って最近ではいろんな進化形が出てきましたね!!

 

 

至近距離や短距離などヴァリエーションが増えましたが・・・

 

 

何か物足りない!! そう思います。

 

 

それは何故か!? やはりなぎ倒す気迫でしょうか・・・

 

 

と、その意味では、「元祖ラリアット」スタン・ハンセンの
ラリアットは一味違ったのは本家の強みでしょう。

 

 

という事でハンセンについて、熱く語ります!

 

 

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スタン・ハンセンのデビュー、歴史!!

 

 

 

ハンセンは元々アメフトの選手で、
その後ファンク親子に指導を受けプロレスラーになりました。

 

 

同期にはジャンボ鶴田がいた事は有名な話です。

 

 

そのハンセンをスカウトしたのが
後に抗争を繰り広げるテリー・ファンクとは面白い話です。

 

 

デビューすると、ジャンボやボブ・バックランドと切磋琢磨していたそうです。

 

 

レスリングの天才2人と荒くれハンセン、面白い組み合わせです

 

 

ブロディーとのタッグで大暴れして、満を持してWWWF(現在のWWE)にて
ブルーノ・サンマルチノの首の骨をラリアットで折る
という荒業を見せました。(実際は違うようですが)

 

 

とにかくこれでハンセンの名前は知れ渡りましたが、
対戦相手がビビりアメリカでは結局花が咲きませんでした。

 

 

その後、全日に来日するもあまり、パッとしませんでした。

 

 

そして、そのハンセンが花開いたのは、新日に来日してからです。

 

 

猪木のライバルとして輝きを放ち始めると、
その後はアンドレをボディースラムで投げた伝説の田園コロシアム、
猪木との手に汗握る対決など外国人レスラートップになりました。

 

 

そして、1981年の世界最強タッグにて
ブロディー、スヌーカ組のセコンドとして全日に現れます。

 

 

(全日・新日プロレス戦争真っ最中でした)これには様々な衝撃を与えました。

 

 

そして、ハンセン黄金伝説第2章の幕開けです!!

 

 

ハンセン、日本での名勝負の数々

 

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ブロディーとの超獣コンビ、テリー・ゴディー、テッド・デビアス、

天龍とのタッグ、鶴田・天龍との対戦など
書ききれない程の名勝負を繰りひろげました。

 

 

その後一時新日に戻ると、ベイダー、ホーガンとの肉弾戦を繰り広げます。

 

 

特にホーガン戦では、緊急のカード決定にも拘わらず受けた
ハンセンの心意気にファンは心打たれました。

 

 

その後は闘魂三銃士、全日四天王とも対戦しました。

特に小橋とのラリアット合戦、川田との身を削るような戦い、
三沢との極限の戦いなど数えたらキリがありません・・・。

 

 

と、日本での活躍だけ書いていましたが、アメリカでも大変な活躍をしています。

 

 

前述のブロディーとのタッグではUSタッグ王座を獲得、
更に当時三代団体の1つ、AWA王座を獲得するなど
決して、日本だけでのヒーローではないのです。

 

 

そして、2000年に東京ドームで引退セレモニーをしました。

 

 

引退試合はハンセンは強いというイメージを壊したくないと、
満身創痍の体であった為に、行いませんでした。

(この時、新日・全日のレスラーが集合したのはハンセンの人徳でしょう)

 

 

そしてアメリカでもその評価が認められ、
2016年に3月にWWEの殿堂入りも果たします。

 

 

ハンセンに至っては、日本人レスラーのような感覚があるので素直に嬉しいです。

 

 

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怖いプロレスラー、ハンセン、実は素顔はいい人!

 

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親日家でもあるハンセン。特筆すべきはハンセンは
日本での全シリーズ、全日程消化するという異常な活躍を見せてくれましたが、
地方でのお客さんはハンセンを見れるというのは大変嬉しかったでしょうね。

 

 

また極度の近眼であったので、相手のダメージの具合が分からず、
攻撃を仕掛けた事から壊れたダンプカーと言うニックネームがついたそうです。

 

 

また観客を蹴散らすハンセンが誤ってブルロープで
観客を叩いてしまった時には、ソーリーと謝ったそうです。

 

 

ブロディーの不器用な生き方にアドバイスを送り、
鶴田がアメリカに移住したいと言えば相談に乗るなど、
本当にハンセンって素晴らしい人物です。

 

 

移籍もありましたが、ちゃんと筋を通して
違約金が発生した時にはちゃんと払っていたそうです。

 

 

外国人レスラー№1の呼び声が高いのも頷けます。

 

 

次の記事はこちら!!

元祖必殺ラリアットの使い手スタン・ハンセン!!

 

 

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