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- 投稿 2017/08/03
- プロレス史
しかし長年プロレスを見ていると
この選手強いなあ! と玄人視線で見ちゃう選手っていますよね!!
ミーハーなファンは派手目なベビーフェイス系が好きでしょ?
しかしね、それだとプロレスの楽しみは半減してしまうのですよ。
憎らしい程強い、ヒール系もいいなと思います。
更にもっと突き詰めると“いぶし銀ファイター”がいます。
“いぶし銀ファイター”ってどんなだかわかります?
試合を巧く組み立てながら観客をアジテート出来る、
そんなファイターの事ですね!!
上手いだけでなく、観客を煽りながら試合するので
結構観客がヒート出来る試合を見る事が出来ます。
アメリカでいう所のニック・ボック・ウィンクル?
リック・フレアーはある意味完成系って所ですね。
日本では木戸修や藤原善明、淵あたりですかね!!
いぶし銀の代表格って言うと第一人者はどうしても
木戸修に奪われがちなんだけど、そんな中で是非語りたい、
プロレススキルの高い選手が後藤達俊と小原道由!!
結構地味なので忘れているかもしれません。
そんな二人について語ってみます。
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小原道由と小原道由とはどんな選手!?
後藤達俊と小原道由というと、どういう印象がありますか!?
簡単に言うと地味な選手? 特に後藤に関しては間違いないです。
しかし、見て下さい、後藤の評価の高いバックドロップ!!
ジャンボ鶴田以外の選手での完成度としては、素晴らしく芸術的です。
また、小原は道場最強説と危ない男としてブレイクします。
PRIDEでは結果が出ませんでしたが、ランデルマン、
ヘンゾ・グレイシーと対戦して最後まで持った
というタフネスさは評価してもいいのではと思います。
因みに二人ともヤングライオン杯(新日若手の登竜門)でも活躍しました。
(小原は優勝、後藤は決勝に進むも怪我でキャンセル)
因みに後藤は寛水流(猪木が名誉会長)から新日本へ
小原はアニマル浜口ジムから新日本入門へとキャラ通りです。
後藤達俊と小原道由の放浪的プロレス人生
後藤も小原も実力はありながら、なぜか本道に乗りきれない所がありましたね!
後藤は怪我もあって中々表へと行けなかったのですが、
保永昇男・ヒロ斉藤と“ブロンドアウトローズ”を結成すると少しブレイクします。
一方、小原も中々波に乗り切れないままプロレスを続けます。
グランド最強を引っ提げて挑んだランデルマン戦はボコボコにやられ、
健介には6秒で葬り去られるなど、中々上手くいかなかったですが、
橋本・小川戦のセコンドでの暴れっぷりは狂犬の片鱗を見せていました。
そんな二人が出会ったのは、例によって名門(笑)反選手会同盟!!
このブログの中心的軍団に所属するという
栄誉あるポジションを勝ち得たのであります!!
(なんだそりゃ・・・)
小原が新日正規軍と仲間割れして反選手会同盟に加入!
なんとなく小原自身も現状を打破しようとしていた気がします。
そして二人が立っていると何か越中などにはない反逆さがありました。
nWoジャパンに加入しようとするも、蝶野は拒否。
しかし、査定マッチで権利を勝ち取り、
更にバックドロップで蝶野を投げつけ、“犬軍団”を結成!!
思う存分暴れました。
更にその勢いでなんと越中・健介組からIWGPタッグを奪取!!
(その時のインタビューで祝杯缶ビール2本に文句を言うという
「缶ビール2本事件」も発生)
その後クレイジードッグとして活動を始めると、
星野総裁の魔界倶楽部との抗争をスタート、
エンセン井上という大物も参加して盛り上がっていったんですね~。
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派手目なスタイルは似合わない後藤・小原
後藤・小原共、決して派手ではないのですが、存在感のあるレスラーでした。
後藤は新日退団後は藤波の無我、天龍プロジェクトなどを渡り歩きます。
一方小原は交通事故の後遺症でプロレス引退後は
サラリーマンとして活躍しています。
ここで思うのは、派手なスタイルが似合う選手、
似合わない選手がいますがどちらもプロレスには必要な要素って事!!
どちらが欠けてもいけないんですよね。
二人のタッグの試合で安田・藤田と対戦した試合は
二人の良さが存分に見れます。
レフリーのブラインドをついての狂気攻撃から
スパナラリアットという古典的な試合を繰り広げます。
これを他の選手がやってしまうと大ブーイングですが、
この二人がやると違ったブーイングがおきます。
これが二人の魅力であり、良さですよね!!
小原道由さんは引退後サラリーマンをされていて、
若干ネタにされている所もありますが、
これもファンの根強い人気あればこそと言えます!!
本当に記憶に残らないプロレスラーならこうはならないですからね・・・。
世間一般的にはともかく、玄人受けする
実力を持ったプロレスラーだった事は間違いありません。
これこそいぶし銀レスラーですね!!
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