カテゴリー:ミスターポーゴの記事一覧

プロレス名勝負数え唄

カテゴリー:ミスターポーゴ

【訃報】ミスター・ポーゴさん安らかに

この記事は約 4 分で読めます

【訃報】ミスター・ポーゴさん安らかに

先日、あるサイトのスポーツニュースを見ていると、
ミスター・ポーゴこと関口哲夫さんが
死去したというニュースを目にしました。

 

一時代を築いたレスラーの死去は大変寂しいです。

 

 

デスマッチの帝王とも言われ、
あの大仁田との抗争は熱い物がありました。

今回は偲んでという訳ではないですが、
ミスター・ポーゴの軌跡を振り返ってみたいと思います。

 
 

スポンサードリンク

 

ミスター・ポーゴとは

 

 

ミスター・ポーゴは1951年2月5日に
群馬県で県議員の息子として生まれました。

 

 

良くポーゴ評としてリングの上での絶対的なヒールとして君臨する、
デスマッチの帝王の顔とは別に、プライベートでは

律義で温和な性格であったと言う事は出所も関係あるでしょう。

 

 

さて、大きく時を動かして恵まれた体格を活かして相撲を始めるも
プロレスに目覚めて新日本プロレスに入団します。

 

 

ちょうど旗揚げ時の新日という事もあり藤波とのデビュー戦を迎えるも
一年ちょっとで山本小鉄との確執があったようで
退団し、その後、単身渡米します。

 

 

ここから凄いのですが“ミスター・セキ”として活動するのですが、
その時のメンツがフレアーやファンクス更に
ミスター・プロレスハーリー・レイスとも対戦し、
金網デスマッチで戦っているのは一重に努力の賜物です。

 

 

その後ミスター・ポーゴと改名
(プロモーターの間違いだったそうですが)し、
海外を主戦場に戦い、国際プロレスに凱旋帰国し、
更に新日本にも参戦します。
(ケンドー・ナガサキとのコンビは有名)

 

 

その後、FMWに参戦大仁田・ターザン後藤との抗争を経て
松永と共にW★NGに参戦後はFMWに戻ったり、
IWAジャパン、大日本プロレスとフリーとして転戦していました。

 

 

その後は地元密着型プロレスWWSプロレスを立ち上げたりもしていましたが、
焼き鳥屋などのフードビジネスに熱心に取り組んでいる一方、
プロレスにはスポット参戦という形で出ていました。

 

そして、2017年6月23日に66歳で群馬県の病院で亡くなりました。

 

 

ミスター・ポーゴとデスマッチ

 

 

さて、ポーゴはヒールらしいヒールとも言える選手でした。

 

 

しかし、新日凱旋の時のポーゴは持ち味を発揮できないでいました。
まあちょうど一緒にいたナガサキのインパクトが強すぎたのもありますが。

 

 

ですので、不完全燃焼のまま新日参戦が終わった後の
FMWでのターンは正直期待していなかったのですが、
大仁田の引き出しというか、ポーゴとの抗争は
見事ツボに入った感じで水を得た魚でしたね。

 

 

ただ今回調べていて分かったのですが、
ハーリー・レイスにピン勝ちして更に
金網デスマッチをしているとは凄すぎます。

 

 

これってもっと評価されていい事ではと思います。

 

 

さて、FMWでは新日でのうっぷんを晴らすような活躍で暴れまわりました。

 

 

大仁田との幾度なく行われたデスマッチの数々は
やはりポーゴだったから出来たのではと思います。

 

 

また、鎌を持ち込み火炎噴射など思い切った攻撃は
まさしくヒールそのものです。

 

 

試合の様子を見ても“いい味出しています”
鎌や有刺鉄線バット・ノコギリなど何でもアリです。

 

 

これは新日では無理でしょう。FMWに行って正解です。

 

 

一度ベビーターンもありましたが、イマイチでしたね。

 

 

やはり会場全体を敵に回す形が彼には合ってますね。
(タイガー・ジェットシンもそうでしたが)

 

 

FMWでは大仁田・ターザン後藤という好敵手に恵まれ力を発揮して、
W★NG・大日本プロレスでは若手の成長を見守るという形で
トップを張るという彼の懐の深さは素晴らしい。

 

 

日本ではこんな“極悪大王”とまで呼ばれるヒールって
出てこないのではと思うほどのヒールっぷりってプロだなと思います。

 

 

FMWを最高潮に盛り上げたヒール、ミスター・ポーゴ

 

 

突然の訃報に驚き書いてみましたが、ポーゴがいた頃のFMWが
一番盛り上がっての出はと思っています。
その後は結構大仁田共々迷走中ですよね。

 

 

それだけポーゴの存在って凄いし、プロレスに徹していましたよね。

 

 

その後のいい人伝説も何となく納得ですが。

あのジプシー・ジョーとも金網デスマッチもやってますし、
FMWの里に有刺鉄線バットで殴っていますが、
ボーゴだったらありでしょう。

 

 

もうこんなヒールレスラー出てこないのでしょうね。寂しいです。

 

 

楽しませて頂き有難うございます。

 

 

ミスターポーゴ、安らかに。。。

 

 
 

スポンサードリンク

 

ミスターポーゴの「大・ポーゴ大王」発言を君は知っているか!?

この記事は約 4 分で読めます

ミスターポーゴの「大・ポーゴ大王」発言を君は知っているか!?

まさに極悪人、残虐の限りを尽くすミスターポーゴ!!

 

 

ここのところFMW関係の投稿が続いているけど
FMWはなんとく振り返ればしんみりとした記事が多くなってしまう。

 

 

今回はそのムードを吹き飛ばすべく?

 

 

まさに極悪人、ミスターポーゴについて語ろう!

 

 

ミスターポーゴは思えば私、中村が「週刊プロレス」を定期的に取り始めた頃から
FMWにてその極悪非道ぶりを発揮していた。

 

 

週刊プロレス誌上で記憶があるのは確か

 

 

大仁田厚 対 ミスターポーゴの電流爆破デスマッチ

 

 

とは言っても大仁田とポーゴなんて
何回対戦しているか分からないレベルな訳だが、
確か珍さんが巻き込まれた回というのがあったな~。

 

 

今思えばミスター珍って・・・笑

 

 

FMWも本当に「なんでもあり」だったんだなぁ(笑)

 

 

いつも癒し系の試合をしてファンの人気者だった
珍さんだが、メインの抗争である大仁田、ポーゴ間に挟まれ
電流爆破に巻き込まれるという大変な事件があった。

 

 

まさにその煽動役もミスターポーゴ。

 

 

このミスターポーゴというプロレスラー、やる事なす事凄すぎる最凶の極悪人。

 

 

だってプロレスのリング上なのに

迷彩のバギーパンツはいて表れて鎖鎌攻撃をしちゃうのだ。

 

 

ミスターポーゴの攻撃の数々。

 

 

得意技はビッグファイアー
(炎を付けたタイマツを持ってガソリンを吹きかける火炎攻撃)

 

misuta-po-go2

 

そして鎖鎌を利用したチェーン絞首刑による失神KO・・・

 

misuta-po-go4

 

もはや何がなんだか分からない。

 

 

今思えばこれ程ブッ飛んだ男もいない。

 

 

しかし当時の中村少年は平然とそれを受け容れていたものだから
常識というのは恐ろしいものだ(笑)

 

 

当時の週刊プロレスを読めば毎週の様にFMWのデスマッチ、
ストリートファイトトルネード6人タッグマッチの

試合記事が載っていたのだから免疫もつく。

 

 

当時はマンガやアニメで描かれたり流行りの格闘ゲームの中にあるような
過激なデスマッチが現実にもあるんだ!
と感動してワクワクしてしまったものだ。

 

 

そんなミスターポーゴ。

 

 

その振り切れっぷりは気持ち良い程で
相手選手に凶器攻撃を仕掛ける度の
観客席の悲鳴もまさにしたやったりといった所だったろう。

 

 

 

そんなポーゴのもう一つの姿がポーゴ大王、

そして更にグレードアップした「大・ポーゴ大王」だ。

 

「大・ポーゴ大王」降臨の予告に週プロの反応は・・・

 

この「大・ポーゴ大王」は確かグレート・ニタと対抗する為に生まれた
超生命体だった気がするが、これを試合後の控え室インタビューで発表した際に
週刊プロレスに書かれていた試合リポートが秀逸。

 

misuta-po-go3

 

 

「大・ポーゴ大王だっ!」

 

 

とっさに考え付いた為かなんともチープなネーミングになってしまったが、
きっと更にパワーアップしたポーゴ大王が出現するという事だろう。

 

 

という・・・記憶は定かではないが
こんなニュアンスで書いてあった気がする笑

 

 

なんともチープなネーミングになってしまったが

 

 

とか 笑

 

 

ププッ。クスクス。

 

 

ちょいちょい週プロの突っ込みは

 

 

そんな事書いちゃっていいの?

 

 

って内容もあり面白いのだが、

 

 

御多分に洩れず、ポーゴの発言も突っ込まれていたのだった。

 

 

このグレート・ニタとポーゴ大王の抗争が行われていたのが1995年頃。

 

 

札幌中島体育センターにてシングルマッチが行われていたがその時の様子がこちら。

 

グレート・ニタVSポーゴ大王

 

gure-to-nita

 

 

不敵な笑みを浮かべるグレート・ニタに対するポーゴ大王。

 

 

po-go-daiou

 

試合は有刺鉄線バットを用いたポーゴ大王だが
攻撃してもゾンビの様に迫ってくいるグレート・ニタに
一瞬怯えた様な表情を見せてひるむ場面も・・・

この試合はグレート・ニタの勝利。

 

 

一旦3カウントが入ろうとした所をわざわざ肩を上げさせたグレート・ニタ。

 

 

再度有刺鉄線ファイヤーバットによる

追い打ちを加え3カウントを奪うという念の入りようだった。

 

 

ちょっと過激過ぎて当ブログでは写真を載せられないっす・・・すいません。

 

 

言葉で想像して下さい!!

 

 

大仁田引退ツアーの相手をずっと務め続けたのが
ポーゴであって、大仁田が輝けたのもミスターポーゴがいたからこそ!

 

 

そして大仁田引退後の新生FMWでは超強過ぎる敵の象徴的存在、

最強のラスボス的立ち位置で存在感を示してくれた。

 

 

少年マンガでも敵だけど人気キャラというのがいる。

ポーゴは正しくそのタイプだった。

 

 

週刊少年JUMP恒例、人気キャラクター投票をしたら
恐らく5位以内くらいには入っただろう(笑)

 

 

関川哲夫、又の名をミスターポーゴ。

 

 

後にも先にもこんな極悪人はいない。

 

 

これこそがポーゴに対する最大級の賛辞。

 

 

ただのヒールという言葉では収まりきらない
まさに天下無双の極悪人であった。